原野商法の土地|那須高原付近の土地を所有していたら注意しよう

【原野商法について】

原野商法の土地|那須高原付近の土地は注意

那須高原付近の土地


別荘地は日々の喧騒を忘れてゆっくりと過ごすために、自然豊かな環境のなかにあります。
しかし、なかには別荘地と謳って全く価値がない土地を売りつける「原野商法」を行う悪徳業者がいます。
原野商法となる土地にはリゾート地として有名な場所を使用しているところがあり、なかには那須高原も含まれているのです。
本記事では、原野商法の土地として利用されることがある那須高原付近の土地についてご説明します。

那須高原はどんな場所?

那須高原とは、東京から180kmほど離れた場所にあり、仙台とほぼ中間に位置する、栃木県の観光名所です。
北西部には那須連山や那須温泉郷などがあることから、現在でも多くの観光客が足を運びます。
また、皇室の方々が静養するための御用邸があることから、「ロイヤルリゾート那須」と呼ばれることがあります。
那須がリゾート地として利用されるようになったのは明治時代であり、この頃に水路の整備などが急速に進んだことが挙げられます。
かつては土地の整備ができていなかった那須ですが、土地取得のために多くの開拓者が足を運ぶようになったのです。
那須高原は夏でも平均気温が20度前後であったことから避暑地として最適であったことも、開拓が進んだ理由のひとつです。
このように、那須高原は自然豊かな環境である一方、環境を悪用して原野商法の対象になってしまうことが多い場所でもあります。

那須高原が原野商法の対象となった背景

那須高原が原野商法の対象


那須高原を利用した原野商法が流行した時代は、バブル期にさかのぼります。
バブル期では那須高原だけではなく、さまざまなリゾート地の名前を謳い、無価値な土地が売られていました。
下記、那須高原が原野商法で販売する際に用いられていた謳い文句の一例です。
 「今後、新幹線が通るから価格の効用が期待できる」
 「首都機能を移転する計画がある」

いずれも、東京に近いことや皇室も利用されることを利用した謳い文句であることがおわかりいただけるでしょう。
しかし、那須はリゾート地ではありますが、日常生活を送るには少々不便に感じる方もいらっしゃいます。
そのため、那須高原を謳った原野商法では、入居用ではなく投資用であることが多かったのです。

那須高原を謳った原野商法の二次被害

これまではバブル期に無価値な土地を購入させる原野商法についてご説明しましたが、被害はこれだけでは収まりませんでした。
バブル期から年月が経過し、土地の所有者が逝去したり、譲渡したりするようになりました。
相続人を対象として、悪徳業者が下記のような謳い文句でお金をだまし取るようになったのです。
 「当社がしっかりと測量をすれば売ることができる」
 「所有している土地の売却を代行するから、手数料を支払ってほしい」
 「当社が高値で売れるように、土地を整備するから整備費用を支払ってほしい」

これらは「原野商法の二次被害」と呼ばれるもので、主に購入者の子息がターゲットとなります。
以上より、那須高原の土地を所有していたとしても、必ず高値で売れるわけではないため、注意が必要です。

那須高原周辺の土地でも売れないことが多い

那須高原周辺の土地でも売れない


那須高原周辺の土地であっても、購入者が集まってくるとは限らず、いつまでも所有しなければならない方がいらっしゃるものです。
手放したいけど何年も所有している方は、当社のような処分業者に相談して処分することをおすすめします。
不動産として価値がない土地は「負動産」と呼ばれるもので、なかなか買い手や譲渡先が見つかりません。
負動産は一般家屋と同様かそれ以上に固定資産税や都市計画税、管理費が発生するため、早めに処分することをおすすめします。

おわりに

本記事では、原野商法の際に利用されることがある那須高原についてご説明しました。
那須高原は栃木県にあるリゾート地で、皇室をはじめとする多くの観光客が足を運びます。
しかし、土地として価値がない負動産を高値で売りつける原野商法や、さまざまな手口でお金を搾取する二次被害に利用されることがあります。
那須高原の土地を所有している方は、改めて土地の価格を調べてみることをおすすめします。
無価値だった場合、売却は困難であることから当社のような処分業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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2023年12月08日|コラムのカテゴリー:原野商法