負動産になる可能性がある別荘地とは?負担になる前に処分しよう!

負動産になる可能性がある別荘地とは?

負動産になる可能性


相続や譲渡によって取得した財産のなかには、別荘地といった土地も含まれます。
別荘地のなかには今後価値が無くなり、所有するだけで固定資産税などの税金を払い続ける、いわゆる「負動産」となるものも含まれていることがあります。
本記事では、負動産になってしまう可能性がある別荘地をご紹介します。

別荘地の所有数に関する推移

別荘地の所有数に関する推移


下記、総務省統計局による、現住所以外の住宅の使用状況です。

 

用途 実数(万戸) 割合
貸家用 454 64.1%
親族の居住用 150 21.3%
その他 65 9.2%
二次住宅・別荘用 38 5.4%
合計 707 100.0%

このように、二次住宅や別荘用として現住所以外の住宅の利用状況は低い傾向にあります。
別荘地は移動時間が長かったり、定期的にメンテナンスを行う必要があったりとさまざまな問題があります。
また、別荘地の衰退によって土地の価格が変動し、売却先に困られている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、近年では別荘を所有し、利用したいと考えている方が減少傾向にあるため、なかなか買い手が見つかりません。
価格が変動し続け、買い手が見つからないまま時間が経過するとその不動産に価値が無くなり、所有するだけでマイナスとなる「負動産」となってしまいます。
そのため、不要な土地がある場合は、早めに処分することをおすすめします。

参考ページ:総務省統計局ホームページ「現住居以外の住宅の所有状況」
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/9_2.html

負動産になる可能性がある別荘地

負動産になる可能性がある別荘地


負動産になる可能性がある別荘地の一部を下記にてご紹介します。

那須

栃木県にある別荘地の那須は、スキーや登山などを楽しめるほか、「那須サファリパーク」や「那須ハイランドパーク」といったアミューズメントパーク、温泉があるリゾート地です。
しかし、那須は東京から車で2時間ほどかかる立地にあるため、毎週通うには不便に感じることでしょう。
また、別荘地内にも森林がある物件の場合、害虫や倒壊の被害に遭う可能性があるため、近年では別荘を購入したいと思う方が少なく、所有者のなかには手放したいと考えられている方が多くいます。

八ヶ岳

八ヶ岳高原は北に八ヶ岳、南に富士山、東に秩父連峰、西に南アルプスを臨むことができる別荘地で、大自然を楽しむことができます。
また、八ヶ岳高原がある北杜市は、日照時間が日本一として知られています。
しかし、高原であることから夏場でも夜になると肌寒く感じることがあるため、寒暖差が激しい地域です。
冬場はほかの別荘地と同様に、雪が降る地域であることから除雪作業や水抜きといった管理が必要です。
自分で管理ができない場合は管理会社に依頼をすることになりますが、費用が多く発生してしまうため、近年では別荘を手放す方が多いようです。

軽井沢

長野県にある、日本有数の別荘地である軽井沢には東京から車で移動すると1時間10分程度で行くことができ、標高が1,000mの場所にあることから、夏の避暑地として長い間人気がある土地です。
しかし、冬は極寒地となるため移動がしにくく、湿気が多いため結露やカビの被害に遭うことが多いエリアでもあります。
そのため、ほかの別荘地と比べて維持や管理費用が多く必要になる可能性がある、といった点には注意が必要です。

おわりに

本記事では、負動産になる可能性がある別荘地をご紹介しました。
近年では、住宅以外の物件のほとんどが貸家用として使われており、別荘として使われることはごくわずかです。
別荘地は固定資産税やメンテナンス費用が必要であるため、利用頻度が少ない方は売却を考えていると思いますが、現在買い手がほとんどいないため、処分の方針で進める必要があります。
人気の別荘地である那須や八ヶ岳、軽井沢といった別荘地でも同様で、先述した費用に負担を感じている方は早めに処分しておきましょう。

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2023年01月13日|コラム:別荘・別荘地の処分